先日!!

SUNTRYミュージアムでやっている井上雄彦展に行ってきました。

みなさんもよくご存知のスラムダンクの作者です。

まず見入ってしまったのが入場前に液晶大画面に映されたいわゆる原稿を書く作業。「DRAW]と題されていましたが、紙とペン、そして一本の筆で漫画の原稿を仕上げていくその手元をずっと映しているだけのものでした。しかしそのタッチから一筆一筆の繊細な動きに時の経つのも忘れるほどの感嘆と驚きと、そして感動がありました。人の体から迸る汗、鮮烈な動きから袴にできる皺の影までが、ものの見事に描かれていく光景。芸術の域にまで達しているとさえ思えました。

そうこうして待つこと40分。やっと入場となるのですが、一足そこに足を踏み入れたらそこは言葉では表現できないほどの素晴らしい空間が待ち受けていました。静と動、明と暗、光と影、そして白と黒。もともと漫画の作者なので色のある世界ではありません。が、そんな言葉では説明できないほどの奥深さが随所に盛り込まれていて、最後には一本の映画や大作の舞台を見終わった後の様な余韻と感動に包まれ、恐らく足を運んだ人のほとんどが心に何か温かいものを抱えてミュージアムを後にしたと思います。

何かを突き詰めるとその一挙手一投足が人に感動を与えます。
ダンサーやアスリートでもよく言われますが、鍛え上げられた体はそれだけでも人の心を打つ力を持っています。それはきっとそれまでその人が積み上げてきたもの、努力する姿勢や妥協しない強靭な精神、そして費やされた膨大な時間を垣間見ることが出来るから・・・。

きっとそれは総てに繋がっていると思います。僕達がやっている舞台と言うものでもきっと同じこと。それを忘れずに進んでいかなくてはと再確認できた瞬間でした。

皆さんはどんな感想をもつのでしょうか!?お時間があるようなら足を運んでみてくださいね。

追伸:ミュージアムを出た後にショップがあるのですが、見終わったら皆購買意欲満々で冷静な判断が出来ないほどです。あれは気をつけて下さい。ちなみに僕はポスター三枚とTシャツを購入しました♪
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高田さんのコンサート

4月の舞台に出演してくださる「高田正人」さんの
NYカーネギーホールでのコンサートが、なんと完売!
若手の実力派歌手のコンサートとして、話題になっているそうです!
私たちワンダーラーのメンバーは稽古日と重なる為に見に行けませんが
みんな、遠い空の下で高田さんの成功を応援しましょう!
以下詳細です!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「Sendagaya Style meets New York」
日本の若手歌手によるオペラコンサート
日時:1月30日(土) 8:30PM開演
場所:Weill Recital Hall at Carnegie Hall
    154 W 57th St (bet 6Ave & 7Ave)

出演:千駄ヶ谷スタイル(Ten.高田正人、Bar.与那城 敬、Sop.田上知穂、Mez.長谷川 忍)
   ピアノ:中西るみ子、松村牧亜
内容:オペラのアリアや重唱、日本歌曲、ミュージカルなど。
後援:財団法人東京二期会
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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3月の合わせ稽古には、高田さんの生の声が聞かせていただけると思うと
それだけで興奮ですね!
みんな、頑張りましょうね!
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一月も終わりですね・・・。

寒暖の差が激しい今日この頃、皆さんお元気でしょうか!?

先日、今回の公演広報担当の小島さん(みなミッチーと呼んでるそうですが)と色々話をしました。小島さんはワンダーラーのメンバーではありませんが、カンパニーの活動に凄く感銘を受け何か手伝えたら・・・と嬉しいお言葉を頂き俳優としてだけでなく運営する側の仕事も引き受けてくれたのです。

自分自身その中でずっとやってると、見えていたものが見えなくなったり進んでいく方向が少しずつズレていったり・・・。そんな時に客観的にズバズバ意見をいってくれ、この公演の歩んでいく方向、カンパニーとして進んでいく路を改めて再認識出来た貴重な会合となりました。

人の繋がりとは実しやかに面白いもので、意外なところからどんどんひろがっていくもの。それを同じベクトルに持っていけたらきっとこれから凄いことが成し遂げられるはず、そう感じさせられました。

今回の公演に参加してくれたメンバーもきっとどこかで繋がっていた一人一人、本番に向けて皆で頑張って行きましょうね♪

4月まで後二ヶ月!!ファイト〜(−。−*)ヾ
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行ってきました

舞台上に組むイントレと、センターの階段の基礎になる部分を探し
本日は「藤井寺市」まで、舞台装置の基礎となる部分を見に行ってきました!

このイントレは最終1900(1メーター90センチ)まで上がる予定!
2メーター近い高さで歌うのはドキドキですが
皆さん、がんばりましょう!


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明日は!

明日は、舞台美術のかんさん、舞台監督の林田さん、そしてテラキン、私で
舞台装置の中心にくる「イントレ」を見に行ってきます!
なんと、このイントレ、あるのが藤井寺!遠い!
とてもじゃないけど運転できないので、テラキンに連れていってもらうことにしました!
いつもありがとう、テラキン!

さあ、一体どんなイントレなのか?
明日また報告しますね!
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移動ミュージカルが教えてくれること

今週の水曜日、聖愛幼稚園さんに、移動ミュージカルいってきました!
今回の参加者は、まほりん、わっくん、さき、ザベ、てらきん、と、
新たに「みっちー」が加わり、少ない稽古時間の中、頑張ってくれました!
当日メイクに走ってくれた、ともちゃん、リハもない中で音だし頑張ってくれたこんちゃん!
本当にどうもありがとうございました!!

まいかい、この移動ミュージカルは稽古時間がないのですが
やっぱり場数ってすごいね!みんなすごい呼吸ぴったり!
歌い踊り泣き笑い、観客のこどもたちと、保護者と、
そして先生と!とっても盛り上がってきました!
本当に聖愛幼稚園のこどもたち、いいこ達でした!
子ども達の拍手も笑顔も、何よりのご褒美ですね!

私の活動を応援してくれている人の話をします。
彼女は、子育中の私に声をかけてくれて、舞台復帰をさせてくれた人です。
東京から離れ、舞台から離れ
もう二度と舞台はやらない、見に行くのも辛い、と思っていた私に
「なかなか、子ども連れて見に行ける舞台もないし、ママ達の力で、見せてあげられたらいいのに」と、声をかけてくれたのです。

妊娠中で大きなお腹をかかえながらガンバル彼女の姿に心を打たれた私は
(彼女は南京都全域および宇治の子育支援活動をしています)
「こどもたちに、『ママとして』みせるなら。。」と思い、手伝うことを決めました。

当時、私にも2歳になる子どもがいたので、その子を抱えながらの舞台。
舞台のことを知っている人間がいないなかで、全部を取りまとめなきゃいけないし、それこそ、大変な作業だったのですが
その「ファミリーミュージカル」には、舞台参加者100名近くになり
400名を超える親子がみにきて
子どもも、赤ちゃんも大喜びの、そしてママも感動の舞台になりました。

それまで私は、プロではないなら、家庭を持っているなら、舞台にはあがるべきではない、と強く思っていました。
少なからずあの板の上にいた人間なら、甘い気持ちではあの板には乗れないことは、誰もが思うことです。
そこに上がる為にどれだけの鍛錬と「覚悟」が必要かは、充分わかっていました。

だからこの時にも「舞台人」としてではなく、「ママとして」なら
と、思ったのです。

だけど、そのミュージカルで私が気かされたこと。
キラキラした目で見上げる、子どもたちの顔。
生き生きしながら歌ってる、70のおばあちゃんの顔。
大きなお腹をかかえ、子どもをおんぶしながらも、成功させようとしている
スタッフのママたち。
「こんなすごい世界が、あったんだね!」と、舞台を初めて見た子どもたちの声。
つたない、つなたい、クオリティーのかけらもない私の舞台に
涙してくれる人達。
そこには確かに「求めてる人達の存在」がありました。

私のこだわりは、こだわりとして
では、私ができることを考えた時。
ああ、私は「舞台との出会い」を提供できる人間なんだと、気がつきました。

私が愛してやまない舞台。
私が一度、降りてしまった舞台。
でも、私が舞台の存在を「出逢い」として提供したならば
もしかしたら、この中の子どもたちの中に
「舞台に乗りたい!」と思う子が出てくるかもしれない。
自由に泣いて笑っていいんだと、心開く子がいるかもしれない。
明日も頑張ろうと、元気になるママがいるのかもしれない。
そんな明るい家庭に、帰ってくるパパがいるのかもしれない。

そんなきっかけの一つに、自分がなることができるのだとしたら
私は、私のこだわりだけにとらわれてないくていいのではないか。
二度と上がらないと決めた舞台に
二度と降りない、という覚悟で上がる。
それも、舞台人としての「覚悟」ではないか。

それがきっかけで舞台活動を再開した訳です。

そこから5年。
作品をつくり続け、走り続け
今、新しく立ち上がったワンダーラー。
「出逢い」を提供できたらと再開した舞台活動が
「その先にあるもの」を求め、動き始めたわけです。
まだ見た事のない世界に入ることは、未開のジャングルと同じ!
手探りで、大変な作業の連続で、頭をうつこともあります。

そんな中で、この「こども移動ミュージカル」は
私の指針、大切な何かを思い出させてくれる舞台なのです。

沢山の元気とパワーをもらい、またガンバルぞ!と、思ったたかさきでした!
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クリスマスの約束!

毎年クリスマスに小田和正さんが行なうライブ活動、みなさんご存知ですか!?それが”クリスマスの約束”。

昨年の”クリスマスの約束”に”22分50秒”という曲が披露されました。
なんと参加アーティストは二十数組、その一人一人の持ち歌のサビを全員が合唱すると言う前代未聞の楽曲が披露されました。

当初、小田さんの下に集まったメンバーは「そんな事をするのに何の意義があるのか?」とか「それは無理でしょう!」と言う意見の交わされる中、小田さんは参加をしてもらいたいメンバーの一人一人にその思いを綴った手紙を送り、呼びかけたそうです。
もちろん全員が総ての歌に対してプロとしての自覚を持ち練習し歌うことが義務づけられます。しかし根っからの歌が好きなアーティストはそこに引き寄せられるかのように集います。

そうして出来上がった楽曲がこの”22分50秒”!これはメドレーとしての時間の長さを題にしたものですが、歌い終わった後には、鳴り止まない拍手と観客の涙、そして何よりアーティスト達の参加したことへの喜びの顔がそこにはありました。

僕も長年舞台やライブを見てきましたがこんな光景は初めてのこと。
総ての人が惜しみない拍手を送り、なおかつそれが鳴り止まない。永遠に続くかと思わせるほどのアプローズでした。

何かをやり遂げるには信念を貫くこと、そして同じ気持ち、モチベーションを持って同じ方向を向き一緒に歩いていくことか大事なんだと改めて痛感した瞬間、僕がみなさんと歩みたい路はそこにあります。

是非一度機会があったら、聞いてみてください。

四月の公演に向けて、みなで同じ歩幅で・・・そして同じ思いで、たかさき先生と一緒に歩いていきましょう。これからどんどん詰めなくてはならないかもしれませんが、終わった後には今まで味わったことの無いほどの達成感が待ってます。それを信じてついてきてください。
また一つ、僕らの後ろに確かな足跡を刻みましょう!!!
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のだめカンタービレ

たかさきです。
謀殺の日々の中「のだめカンタービレ」の映画を見に行ってきました。
マイケルの感想をhide先生が書いてたので、私も書こうかと(笑
しかし「マイケル」と「のだめ」の差ってどうよ、とおもいつつ(笑

のだめを好きな理由は、玉木宏♪が好きだからではなく
(あ、玉木宏もかっこよくて好きなのですが)
指揮者の話題も多いので、演出としても勉強になるからです!
(と、真面目にいってみます)

今回は特に、潰れかけた個性的なオーケストラを立て直す下りとか入っていて
時間もない、お金もない、経営難のオーケストラと
生活もしてかなきゃいけないメンバー達を
経験も少ない千秋先輩がどうまとめてゆくのか?が見物でした。

仕事しながら、家庭を支えながら、時間ぬって稽古してる団員は
稽古もろくにできないので、ボロボロで
オーディションで参加してきた上手い人達は
それぞれが個性的で協調性に欠ける感じで
最初はめちゃくちゃなオケなんですけど
それでも「いい音楽を作りたい」という純粋な気持ちに感化され
それぞれが稽古しはじめる、という流れでした。

そのキーになったのが
「ハーモニー」「調和」。
みんなの気持ちが一つになったときに、そこに素晴らしい表現が生まれるわけです。

と、まあ、そもそも御話の世界なので
「こんなに上手くいくもんかいな〜」と思う部分もありましたが
でも、とても共感感銘をうける部分もあり、良い映画だったと思います。

芸術の世界には色々な「覚悟」が必要です。
どんな状況であれ、見に来たお客さんには「裏の事情」など関係ないし
逆に言えば「裏の事情」を感じさせる舞台は、とても寂しい。
「自分に言い訳をしない覚悟」と
「あきらめずに続ける覚悟」。
そんなものが必要なんだと改めて感じました。

でも、そんなシビアな世界の中で「支え」になるものがある。
逆にシビアな世界だからこそ「支え」が必要なのです。
その支えこそ「愛」なのですな。

舞台人にとって大切なこと。
それは「愛されること」。
「もう一度見たい(会いたい)と思ってもらうこと」

その気持ちに答えるために
技術を磨き、感性を磨き
作品と向かい合うのだな、と改めて思いました。

さあ、私も頑張るぞ〜。
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ちなみに・・・

これは昨年最後のレッスン風景!!

これから音楽もどんどん仕上がって、振り付けやら演出やらで大忙しですよ。

とは言っても一ヶ月に数回のレッスンでこの作品を仕上げるのは大変な作業。

団員一人一人が与えられたことを持ち帰って、きちんと自分のものにして次の

レッスンまでには完璧にして、一つずつ積み重ねて行きましょう。

稽古12


稽古122本番まで後三ヶ月と二週間!!
みんな頑張ろう♪
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あけましておめでとうございます♪

今日からまた新しい一年が始まります!!

みなさんにとって昨年はどんな一年でしたか!?

今年も実りの多い一年になりますように心からお祈り申し上げます。

本年も宜しくお願いしますね(-.-*)ヽ

鐘
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