作家、たかさきです

ミュージカルカンパニーワンダーラーの原作、脚本、演出しています。
作品をつくる、という作業は、もうかれこで10年以上も続けてるわけなのですが
毎回、作品を書く時というのは、ちょっとおかしく(?)なります。
今は来年の4月の作品の構想を練っているので
ちょっとおかしいです(笑)

私がはじめてお芝居の作品、いわゆる「戯曲」というものを書いたのは
16歳の時でした。
高校生の私は、世界中に向かう所敵なし、だと思っていたし
地球は私が回している、と、思っていました(笑)
つまり、とても思い込みの激しい子だったということです。

自分の才能の「伸びしろ」は無限に続いていると思っていたし
自分が世界をかえる事ができるんじゃないかと、信じて疑いませんでした。
ここらへんは、今でも、ちょっと思っていたりします(笑
すみません、夢見がちで(笑)

そんな、自信過剰で情熱的な私でしたが
あれから20年近くたち、それなりに苦労もしたおかげで
今では「ああ、自分は周りに生かされてるんだ」と、思うようになりました。

でもそれは、がむしゃらにつっぱしったり
手当たり次第勉強したり、夢中になって作品にのめりこんだり
沢山努力しても報われなかったりの中で
私自身の「経験」として得た財産であり
きっと、周りから言われて得たことではないんじゃないかなあと、思います。

沢山沢山ついた私の「傷」が
結果、私を研磨して、
人生を輝かせてくれているんじゃないかな?と思っています。

思春期まっただなかの皆さん、将来の不安を抱えている皆さん
このままでいいのか?と、思ってる中高年の皆さん(笑)
どうぞ、思うがままに、つっぱしって下さい(笑)
好きなことを「好きだ!」と、大声で叫び
がむしゃらにやってみるのも、時にはいいかもしれません(笑)
たった一度の人生です。

その道の中では、沢山の困難も、弊害も、涙もあるかもしれないけれど
どうしたら、この道をあるいてゆけるのか?と
沢山考えてみてください。
色んな人に、聞いてみてください。
きっと方法が有るはずだから!

好きな事を続けるのは、確かに大変なことも多いけれど
その分、自分の人生が輝く。
そして、その光が、
必ず誰かを照らすのです。

身を焦がしながら輝く、灯りになるのです。

10年前、私が書いた作品で、書いた台詞です。
「大切な物を失うのは、とてもつらい。
でも、大切なものに出会えないほうが、もっと辛い。」

今の状況がどれだけしんどいかは、人それぞれだと思いますが
「好きだ」と思えることに
「好きだ」と思える人に出会えた時点で
もうそれだけで、私たちは充分幸せなのかもしれません。

これは、苦労じゃないんです。修行なのです。
と、自分にいいきかせて、突き進んでる、今日のたかさきでした。(笑

頑張って、とはいいません。
思う存分、楽しんでくださいね。

ではでは。
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